【海外ローミング】楽天モバイルの「海外2G無料」を試してみた

通信・インターネット

コロナ禍でしばらく海外から足が遠のいていましたが、久々に海外出張が入って数年ぶりにマレーシアへ行ってきました。これまでの海外旅行では到着後に現地のプリペイドSIMを使っていましたが、今回は初めて楽天モバイルの海外ローミングを使ってみました。

楽天モバイルの海外ローミングとは?

■海外でのデータ通信でも基本料金プランに算入できる
私は昨年、携帯キャリアを楽天モバイルに引っ越しました。楽天の料金プランは使ったデータ利用量によって3段階あり、980円(~3Gまで)/1,980円(~20Gまで)/2,980円(上限なし)となっています。

楽天モバイルに引っ越した理由のひとつが「海外でのデータ通信が2Gまで無料」という点でした。厳密には、2Gまでは上記の3段階の料金プランに計上できるという解釈で、無料枠があるわけではありません。使ったデータ量は「日本+海外の合算」で計算されます。
【例】月間のデータ利用量:日本で3G+海外で1G=4G利用 → 請求額は1,980円。

他社キャリアの多くは、海外でデータ通信を使ってインターネットに接続すると「海外ローミング」として別料金が課金されますが(1日約500円~3,000円)、楽天モバイルなら2Gまでは別途海外ローミング代を払わずに済むのです。

■2G超過しても遮断されるわけではない
楽天モバイルで2Gを超過したら、1Gあたり500円で高速データ通信を追加購入することになります。

しかし、2Gに達したからといって通信が遮断されるわけではなく、低速(最大128kbps)データ通信を追加料金なしで使い続けることができます。動画やウェブ閲覧には使い物にならないスピードですが、メールの送受信やLINEのテキストメッセージ程度は可能です。

■注意点
・2G無料の対象になる国での利用に限られます(2023年2月現在で69か国が対象)。
・データ通信を使わない(=電話機能からの)国際電話の通話料・SMSは別途課金されます。※LINE通話やスカイプのようにデータ通信/WiFi経由で通話するぶんには通話料は課金されません(データ使用量は消費されます)。

必要な設定は2つ

楽天モバイルで海外ローミングを利用するためには、以下の設定が必要です:
【楽天モバイル】my楽天モバイル > 契約プラン > 海外ローミングを「ON」にする
【スマホ】設定画面で、モバイルデータ通信を「ON」にする

但し、メーカーやモデルによって動作環境が保証されていないことがあります
動作環境・対応機種を確認する(楽天モバイル公式サイトへ)

※その他詳細は公式サイトで最新情報の確認をお願いします。

結果:何もしなくても自動的に繋がった!

マレーシアも対象国に入っていたので「本当に使えるのかな?」「実際はバグるのでは?」と、少々疑問を抱きながら飛び立ったのですが、結論としては「何もしなくても自動的に繋がった」です。現地到着後、さっそくスマホを開くとちゃんと現地の提携キャリアに接続されていて、いつも通り使うことができました。スピードも通常のブラウズには問題なし。

ちなみに、これまでは旅行のたびに現地のプリペイドSIMを買ってスマホに入れ替えていました。データ通信をガンガン使う人は最初から現地SIMを買った方が手っ取り早くてお得です。ただ、ホテル内では無料WiFiを使えますし、レストランやカフェ、ショッピングモールなどでも無料WiFiを提供しているお店が多いので、それほど使わない人ならこの2G枠だけで事足りるかもしれません。

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