ホテル予約でまず悩むのが「どれを選んでいいのか分からない」という点です。数あるホテルの中から満足度の高い滞在ができるよう、筆者がチェックしているポイントをご紹介します。
旅行スタイルに合った宿泊施設を選ぼう
施設タイプ | 概略 | 向いている旅行タイプ |
ホテル | ||
エコノミーホテル | ||
中級ホテル | 高級ホテル | |
高級ホテル | ||
サービスアパート/コンドミニアム | キッチンや洗濯機などのついた施設。フロントや清掃サービス | ・家族やグループ ・長期滞在 |
ホステル/ドミトリー | バス/トイレ共同の割安な宿泊施設。一人部屋や相部屋など | ・バックパッカー ・一人旅 ・長期滞在 |
ゲストハウス/B&B | アットホームな小規模宿泊施設。 | ・一人旅 ・長期滞在 ・女子旅 |
立地
同じランクでもなぜか安いホテルってありますね。こうしたホテルには「立地がよくない」ケースがあります。例えば、
・最寄りの駅やバス停から遠い
・歓楽街や治安のよくないエリアにある
・中心部から遠く離れている
といった場合です。
立地を確認するにはマップで周辺環境をチェックしてみましょう。
・観光地へ徒歩圏で行けるエリアなのか、交通機関が必要か?
・オフィス街なのか繁華街なのか?
・周辺にコンビニや飲食店はあるか?
・ストリートビューが利用できれば周辺の雰囲気をより具体的に確認することができます。
同時に、予約サイトなどでホテルの「クチコミ」を読むと、立地についての体験談もたくさん載っていて参考になります。女性、子連れ、一人旅の方などは、ご自身と同じプロフィールの方の口コミが役に立ちます。
室内設備・アメニティ
室内設備やアメニティは当然グレードが上がるほど充実しているわけですが、とくに低予算のホテルを探す場合は、お部屋の設備・アメニティの有無によって快適さが変わってきます。
■湯沸かしポット
低予算のホテルでは湯沸かしポットが用意されていないことがあります。これだとコーヒー・お茶も淹れられないし、カップ麺も食べられずに意外と苦労します。
■アイロン
ブラウス、ジャケット、パンツ類を持参する場合は、室内にアイロンが用意されたお部屋を選びましょう。リクエストすると無料で貸してもらえるホテルもありますが、台数に限りがあってすぐに使えないこともあります。
■無料の飲料水
水道水が飲めない国では、お部屋に無料のミネラルウォーターが入っているだけで随分助かります。とくにチェックインしてすぐに「お茶でも一杯飲みたい」と思った時に、お水がないと買い出しに走ることになります。
■歯ブラシ
海外では中級以上のホテルでも歯ブラシを置いていないことがあります。予約時にアメニティに記載がなければ持参しましょう。また、どういうわけか海外の歯ブラシは「やたらブラシが大きい」タイプもありますし、エコのためにも自分の歯ブラシを旅行中使い続けることをお勧めします。
■コンディショナー
海外のホテルではコンディショナーが置かれていないことが珍しくありません。人によっては髪質に合わないこともあるので使い慣れたものを持参しましょう。
ビーチリゾート選びのチェックポイント
リゾート滞在を楽しみたい方にとっては、ホテルの立地や館内施設は大きなポイントになります。
■実はビーチから離れている!? イメージ写真が「プール」のホテル
ビーチリゾートのホテルでなぜか安いな?と思ったら、実は海から離れていた、というケースは「あるある」のひとつ。こうしたホテルはイメージ写真がプールだけだったりします。
■フロントからとっても遠いお部屋
広い敷地にコテージやホテル棟が点在しているタイプのリゾートでは、フロントやレストランとお部屋が離れていることがあります。静かに過ごしたい方にはメリットですが、足の弱い方やお子様連れの場合には不便に感じるかもしれません。部屋タイプやロケーションはよく確認しましょう。また、事情を伝えて「フロントに近い部屋にしてほしい」と事前リクエストをするのも一案です。
■雨季/乾季があるリゾート地
ビーチリゾートへ旅行する場合は、雨季/乾季のシーズナリティがあるかを確認しましょう。同じ国でもエリアによって雨季と乾季が逆転していることもあります。安いと思ったら雨季の閑散期だったから、ということもあり得ます。ただ、雨季と言っても地域によっては(日本の梅雨のように)降り続けるわけではなく、ある意味穴場シーズンと捉えることもできます。
■雨の日の過ごし方
雨季でなくても運悪く雨に降られることもあります。そんな時にリゾートホテル内で楽しめる施設・アクティビティ(スパ、ビリヤードや卓球、ライブラリー、伝統工芸体験など)があると退屈しないで過ごすことができます。特にお子様連れの場合はキッズ用のプレイルームがあると便利です。