航空券の予約

航空券を予約するには?

海外航空券は航空会社または旅行会社から購入できます。現在はどちらもオンライン予約が主流になっており、旅行会社の中には店舗を持たないオンライン専門旅行会社(OTA)も少なくありません。オンライン予約の操作に不安があれば、旅行会社の店頭でスタッフさんに依頼したほうが安心です。

予約に必要な情報
  • 出発日/現地出発日
  • 搭乗者の情報(パスポート記載の氏名、生年月日、性別、連絡先)
  • パスポート情報(パスポート番号、有効期限、発行国)
  • クレジットカード情報 ※カード決済をする場合

■予約時の注意点

パスポート記載のローマ字氏名と一致していること
国際線の航空券を予約する場合に気を付けたいのが氏名の綴りです。パスポート記載のローマ字氏名と綴りが一致している必要があります。

日付の順序に注意
予約画面が英語の場合は日付に注意→「DD(日)/MM(月)/年」の場合もあれば「MM(月)/DD(日)/年」の場合もあります。前者はイギリス英語圏、後者はアメリカ英語圏に多い傾向です。

比較サイトで一括サーチ:

航空会社や旅行会社をひとつずつ検索するのは時間がかかるので、一括サーチできる比較サイトを使うのが効率的。比較サイトは多数ありますが、私がよく使っているのは、Kayak、Skyscanner、トラベルコの3サイトです。

サイト名特徴・便利な機能注意点
カヤック
Kayak
発着日を「指定日±3日間」で一括サーチできる海外拠点の旅行会社から購入する場合は、為替レートやサポート窓口の対応言語も確認を。
スカイスキャナー Skyscanner発着日を「月全体」でサーチすると月間の料金カレンダーが表示される
トラベルコ日系旅行会社の数が多い

航空券を予約する前に知っておきたいこと

■航空券の料金は変動している
航空運賃は時期や空席状況によって変動しています。安いチケットを見つけても、その場で予約しないと次の日には値上がりしていることもあります。

■運賃カテゴリによって、変更・キャンセル規定のルールが異なる
同じフライトでも複数の運賃カテゴリがあり、変更やキャンセル規定が異なります。安い運賃カテゴリほど規定が厳しく「変更不可、キャンセル時の払い戻し不可」となっているものが大半です。旅行会社で販売されている格安航空券の多くはこのタイプです。

■座席指定や預け荷物が有料の場合もある
格安航空会社(LCC)はもちろん、フルサービス航空会社であっても座席指定や預け荷物を有料オプションにしていることがあります。座席指定をしないとチェックイン時に自動的に割り振られます。荷物については事前にオプションを購入しなくても当日空港で預けることができますが、金額は事前予約よりも割高になることが多いです。

■安い航空券にはそれなりの理由があることも
安い航空券によくあるのは「発着時刻が不便」な場合です。出発は早朝、帰着は深夜といったフライトの場合、交通手段を確保できないと近隣ホテルに前泊/後泊することになり旅費がかさみます。

安い航空券を見つけるヒント

■ピークシーズンを避ける
言うまでもなくGWやお盆休みなどのピークシーズンは航空券代も跳ね上がりますので、可能であればピーク明けの閑散期を狙うのがおすすめ。連休に旅行をする場合でも「連休開始より1~2日早く出発する/連休後半から出発する」といった具合に時期をずらすだけで数万円の差が出ることがあります。

■出発/帰国の日付を少しずらして検索する
航空運賃は空席状況によって変動しているため、1日ちがうだけで料金が大幅に異なることも珍しくありません。日程を融通できるなら前後の日付もチェックしてみましょう。

■航空会社/旅行会社のセール情報
航空会社や旅行会社のSNSフォローやメルマガ購読をしておくと、先行してセール情報をキャッチできます。

■航空会社の公式サイトが最安なことも多い
格安航空券は旅行会社のほうが安いかというと必ずしもそうではなく、航空会社の公式サイトが最安値を提供していることもあります。

航空会社の選び方

日系エアライン

日系エアラインを選ぶメリット:
・きめ細かなサービス
・日本語が通じる(乗務員、海外での問い合わせなど)
・機内エンターテインメントの日本語コンテンツが充実
・日本人向けの機内食メニュー

日系エアラインのデメリット:
・同じ路線でも外資系より割高なことが多い
・地方空港から海外への直行便が少ない

外資系エアライン

外資系エアラインは、海外を拠点に日本へ就航しています。最大のポイントは「日本語メインではない」という点です。また、日本人にとっては良くも悪くも異文化を感じる点が多いといえます。よく言われるのは、欧米系=ビジネスライク、アジア系=フレンドリーといったキャラクターのちがいです。

外資系エアラインのメリット:
・飛行機の中から外国気分を楽しめる
・日系より割安なことが多い
・日本の地方空港から直行便を就航している会社も多い(特にアジア系)

外資系エアラインのデメリット:
・日本人(日本語可能)の乗務員は数名のみ
・海外での問い合わせに日本語が使えない
・日本的な顧客サービスは期待できない

予算面では外資系のほうが安く予約できることが多いですが、言葉の不安があるなら日系を選んだほうが安心です。

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