パスポート/入国条件・ビザ(査証)

海外旅行に不可欠なパスポート

海外旅行をするために欠かせないパスポートは、旅行者の身分を国際的に証明する最重要書類です。

パスポートを取得するには

パスポートは自分が住民登録している都道府県のパスポート申請窓口(旅券センター、旅券事務所、市町村窓口など)で申請します。はじめてパスポートを申請する人や、持っているパスポートの期限が切れている人も「新規申請」をします。

5年と10年の2種類から選べる
パスポートには有効期限があり、「5年間有効(紺色)」「10年間有効(赤色)」の2タイプから選ぶことができます。※18歳未満の方は5年間有効のパスポートしか申請できません。

申請にかかる日数・費用

申請する都道府県によって異なりますが、申請日から数えて6営業日前後から受け取りができます。同じ都道府県でも市町村窓口から申請すると10日前後かかることもあるので注意(→急ぐ場合は都道府県庁所在地にある旅券センター/旅券事務所で申請することも検討しましょう)。

パスポートの取得にかかる費用は以下のとおりです

新規・切替共通10年16,000円
5年11,000円
(12歳未満は6,000円)

パスポートの申請に必要な書類・費用こちら(外務省>旅券ページへ)>>

入国条件・ビザ(査証)

海外旅行の計画でまずチェックしておきたいのが、渡航先の入国条件です。入国条件は渡航者の国籍や入国目的・滞在期間などによって異なりますので、日本にある各国政府観光局もしくは各国大使館のウェブサイトで確認をしてください。特に、入国条件に「ビザが必要」とある場合は早めに準備をスタートしましょう(下記参照)。

ビザ(査証)

ビザとは? パスポートとビザはどう違う?

ビザ(査証)とは、渡航先の政府が旅行者に発給する「入国許可証」のようなものです。旅行者の保有しているパスポート情報や入国目的を事前にチェックして「この人は入国しても問題ない」と確認する、いわばスクリーニングのようなプロセスです(最終的な入国審査は到着した空港で行われますので、ビザが100%入国を保証しているわけではありません)。

パスポート 自国の政府から発給される「身分証明書」
ビザ 渡航先の政府から発給される「入国許可証」

ビザもいろいろな種別があり、入国目的によって「観光ビザ」「就労ビザ」「留学ビザ」など細かく設定されています(呼び方も国によって異なります)。※このサイトでは観光での入国をベースに説明しています。

ビザが必要な場合、出発までに日本にある渡航国の大使館・総領事館でビザを申請し、パスポートにビザを添付してもらう必要があります。 また、国によっては電子ビザ(eVisa)到着ビザを導入していることもあります(後述)。

観光目的なら「ビザなし」で渡航できる国がほとんど

観光や商用などの短期旅行については「一定条件のもとでビザ取得を免除する」としている国も珍しくありません。実際のところ、日本のパスポート保有者については、世界の多くの国へビザなし渡航が可能となっています。

ビザ免除の条件は国によって異なりますが、よくあるパターンは「滞在日数は〇〇日まで」「帰路(または次の目的地への)航空券を所持していること」「パスポート有効期間が△△か月以上」といったものです。

また、最近はビザなし入国の条件として、オンライン/アプリ経由で事前に電子認証の取得を義務化する国もあります
【例】アメリカ合衆国(ESTA/電子渡航認証)、カナダ(ETA/電子渡航認証)、韓国(K-ETA/電子旅行許可)など。

国によっては「電子ビザ」や「到着ビザ」を導入している

電子ビザ/オンライン申請
大使館・総領事館の窓口でビザを申請する場合は、パスポートにシールやスタンプを押す形で交付されるのが一般的ですが、最近は電子ビザ(eビザ)やオンライン申請を導入する国も増えているので、国ごとに詳細を確認するようにしてください。
【例】オーストラリア→アプリ経由で「ETA(電子許可証)」の取得が必要。

到着ビザ
到着ビザ(Visa On Arrival=VOA)」(アライバル・ビザ / ビザ・オン・アライバルとも呼ばれます)」とは、出発前に大使館や領事館でビザを取得するのではなく、その国の「空港到着時にその場でビザを取得する」というものです。到着ビザで入国できる国なら、事前の手続きをしなくて済むので出発までの期間が短くても旅行が可能です。
【到着ビザで入国できる国の例】インドネシア、カンボジア、インドなど

到着ビザで入国する場合は、入国審査の手前にVisa On Arrival(VOA)と表示されたカウンターがあるので、ここでビザの申請・発給を行います。手続きはごく事務的なものですが、他の到着便が重なると混雑して入国手続きに時間がかかることもあります。

到着ビザの発給手数料は現地通貨や米ドル払いとなっていることが多いため、到着ビザを取得する人は出発前に必要額の外貨を用意しておきましょう。顔写真の提出が必要な国もあります。

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