海外旅行中の体調管理

旅行中に体調を崩したらせっかくのお楽しみも台無しになってしまいます。訪問先の気候・食事情・風土病などの情報収集をして、適切な対応をするよう心掛けましょう。

気候・寒暖差への対策

急な気候の変化に身体がなじめず体調を崩してしまうことがあります。旅行先の平均気温や湿度を事前にチェックして、現地の気候に合った服装を準備するようにしましょう。また、到着後のプランの立て方を工夫してみてもよいでしょう。例えば、日本の冬に南国へ旅行する場合、着後すぐにアウトドア中心のプランを入れるよりも、屋内型の観光やショッピングで徐々に身体を慣らすのも一案です。

生水・生もの

先進諸国では水道水をそのまま飲める国がほとんどですが、水道水が飲用に向かない国へ旅行する場合はペットボトルの水を買うようにしましょう。

水もさることながら、注意したいのが生ものです。例えば、生野菜のサラダや、カットフルーツなども生ものであり、洗う時に水を使いますし、カットしてから時間が経過すれば衛生的にもよくありません。こうした生ものを食べるならきちんと管理の行き届いた飲食店を利用するようにしましょう。

旅行先で注意したい病気・症状

熱帯地域や衛生状態の悪い地域へ旅行する場合は、現地でかかりやすい風土病や感染症にも注意が必要です。やみくもに恐れるのではなく、衛生管理の悪そうな飲食店は避ける、蚊避け対策をするなどの対策を心がけることでリスクを大幅に減らすことができます。

食中毒細菌やウイルスが混入した食事によって腹痛・下痢・発熱などの症状がでます。比較的すぐに症状が出ます。
デング熱ウイルスに感染した蚊に刺されることで感染し、高熱・関節痛・筋肉痛などの症状が出ます。風邪やインフルエンザとの見分け方として、発症後に赤い発疹が出ることがあります。対症療法しかないため「刺されない」ことが最大の防御といわれます。
A型肝炎ウイルスが付着した食品や食器などから感染し、発熱・嘔吐・黄疸などの症状が出ます。潜伏期間が長いため帰国後に発症する可能性もあります。衛生状態の悪い土地や飲食施設には注意を。
狂犬病狂犬病に感染している犬、ネコ、コウモリ、アライグマといった動物から感染します。いったん発症すると致死率が非常に高いため、動物には安易に手を触れないように!
その他国・地域によって様々な病気(マラリア、腸チフス、黄熱病 etc.)があり、渡航先によっては予防接種が必要な場合も(アフリカなど)。詳しくは各国の渡航情報をチェックしましょう。

海外の感染症や予防接種に関する情報サイト: 厚労省検疫所FORTH

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