海外への団体ツアーに参加する場合は、基本的に「添乗員」もしくは「現地係員」が同行しますが、厳密には彼らは観光ガイドさんとは異なります。「添乗員／現地係員」と「観光ガイド」の役割のちがいとは何かについて説明します。
添乗員/現地係員さんは「ツアー運営の責任者」：
彼らの役割は旅程の管理で、ツアーを安全かつ円滑に進めること。例えば集合時間にツアー客が集まっているかを確認したり、ホテルのチェックイン・アウトの手続きをしたり、また、旅行中にハプニングが起きた場合に関係先と調整をするなど、現場でツアー運営をマネジメントするのが仕事です。
観光ガイドさんは「観光地を熟知した案内人」：
彼らの役割はツアーで訪れる観光スポットやその土地の文化などについて解説をすること。多くの国ではガイドとして働くための資格制度を導入しており、ガイドさんは基本的に現地在住の方です。そのため、周遊ツアーでは行く先々で別々のガイドさんが担当することが多いです。
ツアーで「添乗員同行」と書かれていると、なんとなく添乗員さんが案内をして回るイメージを抱きがちですが、添乗員さん自身はガイドとは異なります。もちろん海外旅行の経験・知識が豊富なので添乗員さんからもいろんな情報を教えてもらえることはあるでしょうが、旅行者側もそれぞれの役割を理解しておくことで旅行中のコミュニケーションもスムースになるので覚えておくことをお勧めします。